一番大きな郵便番号とは

手紙やハガキなどに記されている「郵便番号」。これは郵便事業のオートメーション化を推進するため、1968年(昭和43年)に導入された。

郵便ポスト

それまで配達先の住所と人の名前を見て人が振り分けていた。郵便番号が導入され、機械による自動での仕分けが行われたことで、郵便事業の効率化が実現した。現在では7桁(NNN-NNNN)の郵便番号だが、導入当時は3桁(NNN)または5桁(NNN-NN)だった。

郵便番号の起点は東京都千代田区で、その郵便番号は〒100-0000である。また、千代田区千代田が〒100-0001となっている。千代田区が起点となった理由は、かつて全国の郵便局の中心だった東京中央郵便局が千代田区にあるためだと言われている。そこから郵便番号は関東地方から甲信地方に、さらに西に向かって振り分けられ、近畿地方や九州地方を経て、沖縄に。その後、北陸地方から北上して全国に振り分けられた。

郵便番号で最も数字が大きいのは〒999-8531で、その住所は山形県飽海郡遊佐町菅里(あくみぐん ゆざまち すがさと)である。遊佐町は、山形県の最北端に位置し、人口が約1万3千人、特産物がパプリカや天然の岩ガキで、自然と食に恵まれた町である。

そんな遊佐町の道の駅「鳥海 ふらっと」には「〒999-8531 ここが日本で一番大きな数字」という垂れ幕もあり、町おこしにも利用されている。日本一を宣伝するための歌が存在するほどである。この郵便番号が一番大きな郵便番号だが、最後の郵便番号はまた別に存在する。

東京都千代田区を起点に100番台から始まった郵便番号は東北地方の北部に割り当てる頃には900番台が終了してしまった。そのため、山形県より北では1000番台を使用しようとしたが、桁数を増やすことができないため、0番台が使用されている。北海道札幌市北区は〒001-0000で一番小さな郵便番号である。また、秋田県秋田市は〒010-0000、岩手県盛岡市は〒020-0000、青森県青森市は〒038-0000となっている。

このように郵便番号が付けられた経緯から考えると、最後の郵便番号は北海道の北に位置する紋別郡湧別町南兵村一区(もんべつぐん ゆうべつちょう みなみへいそん いっく)の〒099-6509である。湧別町は、人口が約9千人、農業と漁業が盛んな小さな町で、オホーツク海に面し、冬には雪と流氷に覆われる。

そんな湧別町の南兵村一区という地区が郵便番号の最後の場所となる。人口が約90人の集落で、この地区には郵便ポストがない。集荷に来る人がいなくなったためで、郵便局の人手不足が原因でポストは撤去された。手紙を出す時は自分の家のポスト脇などにクリップで吊るしておくと、配達に来た郵便局員が持って行ってくれるという、少し変わった集荷方法になっている。

リンク日本郵便Wikipedia

2019/8/21

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カテゴリー「生活・科学

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