「けち」の語源・由来

「けち」とは「金銭や品物を惜しんで出さないこと」などの意味があり、「何事につけてもけちな人だ」のような使われ方がされる。

「けち」は漢字では「吝嗇」と書く場合もある。「けち」には多くの意味があり、「粗末なこと、価値がないこと、縁起の悪いこと、不吉なこと、難癖(なんくせ)、景気が悪いこと、みすぼらしいさま、手ぬかり」などの意味もある。

「けち」は元々「けじ」であり、漢字では「怪事」と書いていた。「怪事(怪しき事)」とは「縁起の悪いこと、不吉なこと」を意味する。この「怪事(けじ)」の音が変わって「けち」となった。

「けちをつける」とは「相手に縁起が悪くなるようなことを言う」という意味であり、後に「欠点をあげてけなす、難癖をつける」のような意味でも使われるようになった。そして、「けち」は現在のように「粗末なこと、いやしいさま」などの意味を持つようになった。

リンクコトバンクWikipedia

2020/1/27

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