「羽根つき餃子」誕生のきっかけ

今ではすっかり定番となった「羽根つき餃子」は、餃子の聖地とも言われる東京都大田区蒲田で生まれたとされる。

羽根つき餃子

羽根つき餃子が生まれたのは1982年(昭和57年)のことであり、東京・蒲田にある中華料理店「你好(ニーハオ)本店」が羽根つき餃子発祥の店と言われている。同店のWebサイトでは「蒲田名物元祖羽根付きギョーザのニーハオ」という文言を確認することができる。

你好(ニーハオ)本店

その店の創業者でもある店主・八木功(やぎ いさお)さんによると、中国で食べた小麦粉の焼き目が美味しい「焼き肉まん」を思い出し、その焼き方を真似して餃子を焼いたところ、偶然にも羽根ができて「羽根つき餃子」が生まれたという。

中国の焼き肉まんを作る時、鉄板の上に置いた肉まんにお湯で溶かした小麦粉を上からかけて焼く。すると、その小麦粉が焼き目になって美味しい焼き肉まんができる。ただし、この焼き肉まんでは隣の肉まんとの間はあまりなく、羽根つき餃子のような大きな羽根はできにくい。

一方、焼き餃子の場合は隣の餃子との間が空いており、溶かした小麦粉がその隙間で固まり、その部分が餃子の羽根になった。このように、焼き肉まんの真似をして餃子を焼いてみたことがきっかけとなり、「羽根つき餃子」が誕生した。

リンクニーハオWikipedia

2021/1/19

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カテゴリー「食べ物

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