横浜赤レンガ倉庫に存在する謎の4階

「横浜赤レンガ倉庫」は神奈川県横浜市中区にある歴史的な建造物で、現在は文化・商業の観光施設となっている。

横浜赤レンガ倉庫(2号館)

この赤レンガ倉庫はもともと明治政府によって横浜税関新港埠頭(保税)倉庫として建設されたものである。その税関の倉庫としての役割は1989年(平成元年)に終え、その後の2002年(平成14年)に、1号館は展示スペース、ホールなどの文化施設、2号館は商業施設となった。また、赤レンガ倉庫の付近一帯は広場と公園を備える「赤レンガパーク」として整備されている。

横浜赤レンガ倉庫(4階)

そんな横浜赤レンガ倉庫には一般の人が入れない「秘密の4階の部屋」が存在する。現在の施設のフロアマップでは3階までしか表記がない。しかし、建物の外から見ると4階部分に窓があるのを確認できる。

実はこの4階の部屋にはかつて荷物を持ち上げるために使用していた「クレーンの機械」が置かれていた。当時は建物内にエレベーターなどはなく、港に着いたワインなどの重たい物を4階の外壁に設置されたクレーンで持ち上げて運んでいた。

赤レンガ倉庫の謎の4階の部屋は「荷上げ用のクレーンの機械室」として使用されていた。1号館と2号館ともにクレーンが4基設置されていたが、1923年(大正12年)に発生した関東大震災の後に撤去された。現在ではこの秘密の4階の部屋の一室にはレストランの空調設備やライトアップ用の照明が置かれている。

リンク横浜赤レンガ倉庫Wikipedia

2021/4/18

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カテゴリー「歴史・文化

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