ハーレーの売上を増加させたアイデア

アメリカのオートバイメーカー・ハーレーダビッドソン(Harley-Davidson)は世界的に広く知られており、日本でも人気が高い。

ハーレーダビッドソン

近年では少子化や維持費が高いという理由でバイク離れが深刻化しており、その販売台数は約30年前に比べて80%も減少している。そんな中でハーレーがある取組みを行い、売上を大幅に増加させた。

その方法とは、オートバイ(大型自動二輪車)の免許を取得するための教習所にハーレーを教習車として提供したのである。今まさにオートバイを購入しようと考えている人たちに対して、教習車としてハーレーに乗ってもらうことで、その乗り心地やマシンの魅力を感じてもらおうという考えである。

この方法により免許を取得した後、ハーレーを購入する人が激増し、その売上を回復させた。教習車として乗ってもらうことでハーレーの良さを知り、ハーレーを購入する後押しになったというアイデアである。

ハーレーを教習車として導入する教習所も増加しており、全国で600ヵ所以上の教習所でハーレーが導入されている。

教習車仕様としてメーカーから発売されている車種として、ハーレーの「スポーツスターXL883」や「ストリート750」がある。これらの車種は重量が軽く、シート高も低いため、初心者や小柄な女性にも扱いやすいという特徴がある。

リンクハーレーダビッドソンWikipedia

2021/8/11

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カテゴリー「乗り物

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