AGEを広く一般に啓発することを目的に設立され、医師やエイジングケアに関連する取り組みを展開している企業・団体などで構成される「AGE測定推進協会」が制定。
日付は一年で最も昼の時間が長い「夏至」の日に、若々しく、長く、健康に生きることをAGEを通じて考えてもらいたいとの思いから、夏至に当たることが多いこの日にした。老化の進行の原因物質であり、様々な病気にも関連するAGEについて考え、AGE値を測定するのを広めることが目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
AGEとは、「Advanced Glycation End Products」の略語で、「終末糖化産物」などと訳される。タンパク質と糖が加熱され、糖化反応が起きてできる物質のことであり、強い毒性を持ち、老化を進める原因物質とされている。
老化は、お肌のシミ・シワや認知症などだけではない。AGEが血管に蓄積すると心筋梗塞や脳梗塞、骨に蓄積すると骨粗しょう症、目に蓄積すると白内障の一因となり、AGEは美容のみならず、全身の健康に影響を及ぼしていると言える。
人の体内では、血液中のブドウ糖が過剰な時にタンパク質に糖が結び付き、体温で熱せられ、糖化反応が起きてAGEができる。また、AGEは色々な食べ物や飲み物にも含まれている。そこで、深刻な疾病を引き起こすリスクとなるAGEを体内に溜めない生活・減らす生活を送ることが大切である。
例えば、食事の時に食物繊維を多く含む野菜やきのこ、海藻類を最初に食べ、ご飯やパンなどの炭水化物を後に回すことで糖質の吸収を抑えることができる。その他、食事の量は腹八分目に抑える、食後に軽い運動をする、タバコを吸わない、ストレスを溜めないなどの生活に気を付けることでAGEの発生を抑えることができる。