宮城県の蒲鉾店で構成される宮城県蒲鉾組合連合会と、東京都中央区銀座に本社を置き、水産練り製品を製造・販売する株式会社紀文食品が共同で制定。
日付は「七夕」に「笹の節句」という呼び名があることから。笹かま(笹かまぼこ)の全国的な普及推進から練り製品市場の活性化を図ることが目的。記念日は2013年(平成25年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
笹竹は、「神迎え」や「寄りついた災厄を水に流す役目」があり、正月の門松や注連飾りと同様、神様が降り立つ目印として立てられたと言われている。七夕の日に「笹かま」を食べ、夜空を見上げながら願いを唱え、家族団らんの時間を過ごしてほしいという願いが込められている。
「笹かま」は、宮城県仙台市内の蒲鉾店が、ヒラメを用いた笹の葉型の焼き蒲鉾を売り出したのが始まりと言われている。明治時代、仙台でヒラメの大漁が続いた際、余ったヒラメを保存するためすり身にし、焼いて「笹かま」を作ったと伝えられている。
明治・大正時代には、その形状から、「べろ(舌)かまぼこ」や「手のひらかまぼこ」と呼ばれていた。その後、昭和時代に仙台市の蒲鉾店が仙台藩主伊達家の家紋「竹に雀」の笹にちなんで「笹かまぼこ」と命名し、その名称で呼ばれるようになった。