「コンペイトウ」の製造・販売を手がける入江製菓など四社で結成した「金平糖deつなぐ会」が制定。
日付は「七夕」の日に星の形をしているコンペイトウを食べて全国にコンペイトウの天の川を作り、織姫と彦星が会えるようにとの思いから7月7日を記念日としたもの。
コンペイトウの食文化を後世に残し、コンペイトウに夢と希望を感じてみんながハッピーになってほしいとの願いが込められている。記念日は2020年(令和2年)に一般社団法人日本記念日協会により認定・登録された。
「金平糖deつなぐ会」は、福岡県八幡市の入江製菓株式会社、東京都足立区の有限会社エビス堂製菓、大阪府八尾市の有限会社緒方製菓、大阪府大阪市の大阪糖菓株式会社(コンペイトウ王国)の四社により結成した。各社はコンペイトウの製造の他、通信販売などを行っている。
コンペイトウ(金平糖)とは、砂糖と下味のついた水分を原料にした、表面に凹凸状の突起(角状)をもつ小球形の和菓子。日本には戦国時代に南蛮菓子としてポルトガルから伝わり、その語源はポルトガル語で「糖菓」を意味する「コンフェイト(confeito)」とされる。
1569年(永禄12年)にキリスト教・宣教師のルイス・フロイスが京都の二条城において織田信長に謁見した際に、献上物としてろうそく数本とフラスコ(ガラス瓶)に入った金平糖が差し出された。
渡来当時は非常に高価な菓子だったが、その後、18世紀には庶民の間にも普及している。また、当初は無着色(白色)のみだったが、現在では様々な色や風味のコンペイトウが作られている。