東京都新宿区西新宿に本社を置き、ハンバーガーチェーン店「マクドナルド(McDonald's)」の経営などを行う日本マクドナルド株式会社が制定。
1971年(昭和46年)のこの日、東京・銀座の三越デパート1階に「マクドナルド」の日本1号店が開店した。開店当日、1万人以上の客が詰めかけ、1日で100万円以上の売り上げを記録した。「ハンバーガー」は1個80円であった。
記念日は開店25周年を記念して1996年(平成8年)に制定され、一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。その後、2021年(令和3年)に開店50周年を迎えた。
最初のマクドナルドは、1940年(昭和15年)にアメリカのカリフォルニア州で、モーリス&リチャード・マクドナルド兄弟(McDonald brothers)が始めたものである。
その後、1954年(昭和29年)に創業者の一人であるレイ・クロック(Ray Kroc、1902~1984年)が、ドライブインを経営していたマクドナルド兄弟から店の権利を買い取ってハンバーガーチェーンとして展開し、世界のチェーン店に成長させた。
日本マクドナルドの創業者は実業家・藤田田(ふじた でん、1926~2004年)で、アメリカ・マクドナルド社とのライセンス契約を締結し、1971年(昭和46年)5月1日に日本マクドナルドを設立した。
英語の発音では「マクダーナルズ」であったが、藤田は日本語として発音しやすい「マクドナルド」の名前を採用した。公式な略称はなく、関西では「マクド」と呼称されることが多く、それ以外の地域では「マック」と呼称される傾向にある。なお、「ビッグマック」や「朝マック」など商品・サービス名には「マック」が使用されている。
日本国内のマクドナルドは、2018年(平成30年)時点で約2900店舗を展開しており、47都道府県すべてに出店している。
レギュラー商品として、「ハンバーガー」のほか、「チキンクリスプ」「エッグマックマフィン」「チーズバーガー」「えびフィレオ」「チキンフィレオ」「てりやきマックバーガー」「ベーコンレタスバーガー」「ダブルチーズバーガー」「ビッグマック」などがある。
関連する記念日として、11月21日は「フライドチキンの日」となっている。この記念日は、1970年(昭和45年)11月21日、愛知県名古屋市郊外に「ケンタッキーフライドチキン」の日本第1号店が開店したことに由来する。