岐阜県岐阜市に事務局を置き、農畜産物の販売事業、農業用資材・生活用品の購買事業などを手がける全国農業協同組合連合会岐阜県本部(JA全農岐阜)が制定。
日付は8月上旬は全国的にも夏秋トマト産地の出荷が盛んになり、8と8はトマトが鈴なりになった様子にも見えることから8月8日を記念日としたもの。
トマトは多くの水分とともに、熱中症を予防するカリウム、マグネシウムなどのミネラルも豊富で、夏バテ防止に効果のあるリコピンやクエン酸も含む夏にふさわしい野菜。全国で生産される夏トマトをPRすることでその消費拡大が目的。
記念日は2024年(令和6年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。同年7月24日に高山市のJAひだ本店で記念日登録授与式が開催された。
JA全農岐阜の取扱高は836億円(2023年度実績)、従業員数は283名(2024年3月31日時点)となっている。
JA全農岐阜は農家組合員が生産する農畜産物をJAを通じて集荷販売する販売事業と、農畜産物の生産のために必要な各種農業用資材や生活用品をJAを通じて農家組合員に供給する購買事業を行い、販売・購買の両事業を通じて、農家・消費者双方の生活向上に寄与することを目指している。
7月~10月に収穫する夏秋トマトは標高400~800mの高冷地で栽培されている。1961年(昭和36年)に中津川で始まり、その後岐阜県高冷地農業試験場で雨よけ栽培(ビニールハウスの天井部だけを被った栽培方法)技術が開発され、産地が拡大した。
高冷地の特色である昼は暑いが夜は涼しい気候を生かして糖酸バランスが取れた食味が自慢。夏秋トマトの主な産地はJAひだ、JAめぐみの、JAひがしみの。年間1万6千トンを出荷しており、中京や京阪神を中心に関東まで幅広く流通している。
関連する記念日として、10月10日は「トマトの日」「岡山県産桃太郎トマトの日」、4月10日は「よいトマトの日」、8月6日・9月10日は「南郷トマトの日」となっている。
リンク:JA全農岐阜