千葉県柏市に本社を置き、枕を中心とした寝具のインターネット販売などを手がける「まくら株式会社」が制定。
日付は「抱きまくら」を英語で「ハグピロー(hug pillow)」と呼ぶときの「ハ(8)グ(9)」の語呂合わせから8月9日に。
抱きまくらは、横向きでの入眠をサポートする抱きつきながら使うまくら。抱きまくらを使うことで、いびきの予防や体圧の分散、妊婦さんが眠りやすい寝姿勢をサポートすることができる。
睡眠に役立つ抱きまくらの存在や利便性、使い方など、その大切さと価値を多くの人に知ってもらうのが目的。記念日は2024年(令和6年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
まくら株式会社は2004年(平成16年)4月12日に設立した会社。資本金は1000万円、従業員数は2024年3月時点で25名(アルバイト・パート含む)となっている。同社は「まくら」を通じて、安眠と安心を全世界の人に届け、よりよい「眠り」を提案している。
同社の「抱きまくら」には、抱きつきながら眠る幸せを感じられる「王様の抱き枕」や優しい感触が特徴の「MOGU 気持ちいい抱き枕」、抱きしめやすくてベッドの上でもスペースを取らないちょうどいいサイズの「邪魔にならない抱き枕」、ママの安眠をサポートする「ママ・マタニティ抱き枕」、寝ながらスマホやゲームがラクに操作できる「MOGU スマホ抱き枕」など、数多くの商品がある。
抱きまくらは、寝具の一種である。「枕」の一種とされるが、一般的には抱くようにして使用する大型のものを指すが、最近では頭の下に敷くものと抱くもの両方が一体になったものがある。
中国における「竹夫人(ちくふじん)」など、様々な名称・形態で、東アジアには古くから見られる。今日の日本でよく見られるものでは筒状の布袋に綿やスポンジなどの弾力ある素材を詰めたものがある一方、竹籠のように中空の筒状になっているものも見られる。
これらは、あお向け姿勢で使うことはほとんどなく、横向きになって足をもたれさせて使用する。日本では枕の老舗メーカーのロフテー株式会社が発売した抱きまくらが元祖と言われている。
幼児・児童向けには古くから「抱きぐるみ」と呼ばれる大型のぬいぐるみも存在している。また、アニメ・ゲームキャラクターをプリントした「抱きまくら」や「抱きまくらカバー」も専門ショップなどで販売されている。