日本の食文化・燻製(スモーク)の日(9月9日 記念日)

大阪府寝屋川市に本社を置き、スモークサーモンなどの燻製商品の製造・販売を手がける株式会社ヒラオが制定。

日付は燻製(くんせい)を作る時の燻煙(くんえん)をイメージした「モク(9)モク(9)」から。

燻製をブームで終わらせずに日本の食文化の一つとして根付かせると共に、燻製文化を通して魚介類の消費拡大にもつなげていくことが目的。記念日は2020年(令和2年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

スモークサーモン

同社は1957年(昭和32年)に創業した会社である。燻製は食材を燻煙することで保存性を高めると共に特有の風味を付加した保存食、またその調理法である。調理法はスモーク(smoke)とも言う。

燻製方法には大きく分けて3つの方法があり、その違いは燻製室内(スモークマシン)の温度であり、熱燻(80~120℃)・温燻(30~80℃)・冷燻(5~30℃)に分けられる。

例えば、熱燻の材料にはアーモンドや魚、温燻にはベーコンやスモークジャーキー、冷燻には生ハムやプロセスチーズなどがある。食材により燻製室内の温度・湿度・時間煙の量を調節することにより何通りもの方法がある。

熱燻法・温燻法のように鮭の身に熱を加えてしまうと、どうしても身が焼いた塩鮭のようにパサパサ感が出てしまう。さらに普通の冷燻法では半分以下の4割ほどの水分しか残っていない為、身が硬くなってしまう。

スモークサーモン

そこから同社の創業者・平尾正三によって生の食感をソフトに残したいという信念のもと、冷燻法をベースに研究と経験からたどり着いた物が「ヒラオの冷燻ソフトスモークサーモン」である。

そのソフトスモークサーモンは、しっとりとしていて、滑らかで艶やかな食感、そして何よりも代えがたいソフト感をヒラオ独自の冷燻法により守り続け、50年にわたり多くの人々に愛され続けている。

リンクヒラオWikipedia

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カテゴリー「9月の記念日」「今日は何の日

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