群馬県の南東部に位置する桐生市(きりゅうし)が制定。
日付は「きゅう(9)と(10)」(球都)と読む語呂合わせから。
古くから織物のまちとして「織都(しょくと)」、野球のまちとして「球都(きゅうと)」と呼ばれていた同市。特に野球は市内の5校(桐生高校、桐生工業高校、樹徳高校、桐生第一高校、桐生商業高校)が甲子園出場を果たしており、1999年(平成11年)の夏の大会では桐生第一高校が全国制覇を成し遂げた。
また、数々の名監督、名選手を輩出するとともに、戦後初のプロ野球公式戦が行われた新川球場(現:新川公園、桐生市稲荷町)は「戦後プロ野球夜明けの地」として日本野球聖地150選にも選ばれている。
輝かしい野球関連の実績を持つ同市による「野球がもつ魅力を活かしたまちづくり」を推進するのが目的。記念日は2022年(令和4年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
2023年(令和5年)6月時点で、同市は「球都桐生プロジェクト」のロゴを募集している。毎年9月10日を「球都桐生の日」として制定し、野球をテーマにした公民連携によるまちづくり活動を推進していくため、「球都桐生」が全国から注目されるよう、野球が盛んな町であることがイメージできるロゴを募集する。
また、「球都桐生の日」制定記念及び球都桐生プロジェクトの一環として、一般財団法人・東京六大学野球連盟が主催する「東京六大学野球オールスターゲーム」の桐生市開催が決定した。なお、関東地区での開催は初となる。
開催日時は2023年(令和5年)8月26日(土曜日)午後3時30分試合開始(午後1時開場)、会場は小倉クラッチ・スタジアム(桐生球場)となっている。
東京六大学野球オールスターゲームとは、東京大学、立教大学、早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、法政大学で構成される東京六大学野球連盟から選抜された現役選手の混合チームによるエキシビジョンマッチ。直近の東京六大学野球春季リーグの順位1位、4位、5位の各チームから選抜されたメンバーのチームと2位、3位、6位の各チームから選抜されたメンバーのチームで対決するゲームで、プロ野球のドラフト候補選手など人気選手が集結する野球の祭典である。