宮城県多賀城市に本社を置き、食用・医薬用・工業用ゼラチンの製造・販売などを手がけるゼライス株式会社が制定。
コラーゲン・トリペプチドとは、同社で長年研究を続けてきた酒井康夫博士が発明した世界初の特許技術から作り出されるコラーゲンの最小単位。膝関節のサポートや肌の弾力性の改善などが期待できるコラーゲン・トリペプチドで、健康と美容に貢献することが目的。
日付は酒井博士がコラーゲン・トリペプチドに関する特許を出願した1993年(平成5年)9月10日から。
記念日は2024年(令和6年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。記念日の英語表記は「The Collagen Tri-Peptide Day」で、キャッチコピーは「健康と美の未来を共に」(Paving the Future of Health and Beauty with You)である。
ゼライス株式会社は1941年(昭和16年)10月29日に創業した会社。この年に宮城化学工業所として設立し、世界で初めて鯨(クジラ)を原料としたゼラチンの製造を開始した。資本金は1億円となっている。
同社のキャッチコピーは「ヒトと未来に うるおいを」である。同社は経営理念として「我が社は常に時代の最先端に位置する企業であるべきであり、そして、私共はすべての人々の幸せづくりに貢献出来ることを誇りとする集団である」を掲げる。
また、成長ビジョン(ブランドアイデンティティ)として「まぜる、ひらく、笑顔をつくるパートナー」を掲げる。社内外の知恵を混ぜ合わせ、ねばり強くしなやかに、ゼラチン・コラーゲンの可能性を拓き、すべてのパートナーと私たちを笑顔にする。
コラーゲン・トリペプチドは、アミノ酸3個でできた「コラーゲンの最小ユニット」である。体の中に存在するコラーゲンはアミノ酸が約3000個連なっている状態。これに対してトリペプチドは、同社が持つ特許技術によってアミノ酸が3個というコラーゲンの最少単位まで低分子化している。
従来のペプチドは他の食品と同じように、体内で消化酵素による分解を経て吸収される。一方、直接腸管から吸収されるトリペプチドは吸収スピードが断然違う。また、トリペプチドは肌内部(角質層)まで浸透し、内側からも保湿効果を発揮する。
研究の結果、トリペプチドは健康や美容などの面で、驚きの働きをすることが次々と明らかになってきた。トリペプチドは、体内でコラーゲンを生成する能力を大きく高める作用があり、肌を美しく保つことが期待される。潤いのある肌に欠かせないヒアルロン酸をつくる力を高める作用もある。
関節軟骨の約50パーセントはコラーゲンが占め、関節のクッションの役割をしているヒアルロン酸の生成もコラーゲンがサポートしている。同社のコラーゲン・トリペプチド製品は、膝関節や肌の健康維持に役立つことが報告されている。
コラーゲンに関連する記念日として、1月26日は「コラーゲンの日」、4月15日は「良いコラーゲンの日」、11月1日は「Ⅲ型コラーゲンの日」、11月12日は「コラーゲンペプチドの日」となっている。