東京都港区赤坂に事務局を置く「子どもの成長啓発デー実行委員会」が制定。英語表記は「Growth Awareness Day」。
日付は内分泌疾患の患者や家族の支援団体で構成する国際組織「International Coalition of Organizations Supporting Endocrine Patients:ICOSEP」が設立された日である2013年(平成25年)9月20日にちなんで。子どもの内分泌疾患に関する正しい知識の普及、内分泌疾患の早期発見・早期治療の促進、成長曲線の普及と利用促進が目的。
記念日は2016年(平成28年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。この日を中心に、世界各地で身長測定イベントやポスターの配布などキャンペーンが実施される。
ある特定の年度に、多く子ども達の身長を測定し、その測定データを集計して年齢別の平均値を曲線でつないだものを「男女別標準成長曲線」と言う。この成長曲線には、母子手帳や学校保健の現場で使われている「パーセンタイル曲線」と、主に医療機関などで用いられている「標準偏差曲線」(SD曲線)の二つがある。
どちらも、子どもの身長と体重の値を継続して記入していくことで、標準と比べてどのような状態かを調べることができる。この標準範囲から大きくはずれた状態が続いたり、標準曲線をまたいで離れていく場合には、何らかの病気の可能性も考えられるため、医療機関への受診が勧められている。成長曲線は「小児内分泌学会のホームページ」などでダウンロードできる。
リンク:子どもの成長啓発デー、ICOSEP