1809年のこの日、イギリスのフレデリック・バーソロミュー・フォルシュが金属製の軸内にインクを貯蔵できる筆記具を考案し、特許を取得した。
万年筆のインクをペン軸の内部に保持できるのは毛細管現象によるもので、溝の入ったペン芯を通じてインクが持続的に出るようになっている。インクの保持には、インクカートリッジを用いたもの、各種の方法でインクを吸入するものがある。
万年筆はペンとともに1960年代頃まで、手紙やはがき、公文書など改ざん不能な文書を書くための筆記具として主流であったが、徐々にボールペンに取って代わられ、1970年代に公文書へのボールペンの使用が可能になり、万年筆は事務用・実用筆記具としてはあまり利用されなくなった。しかし、万年筆の希少性・独自性が見直され、趣味の高級文具として人気が高い。
関連する記念日として、1月11日は「シャー芯の日」、5月2日は「えんぴつ記念日」、10月1日は「uni(ユニ)の日」、11月3日は「文具の日」となっている。
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