愛知県名古屋市中区に本社を置き、トマトケチャップ、トマト調味料、飲料、食品などの製造・販売を手がけるカゴメ株式会社が制定。
日付は「トマト(10)サワー(30)」と読む語呂合わせから10月30日を記念日としたもの。
トマトに含まれる栄養素のリコピンの認知度が高まりヘルシーなイメージに加え、甘すぎずに食事にもよく合う点が魅力のトマトサワー。アルコールの新トレンドとして注目を集めるトマトサワーをさらに多くの人に知ってもらうのが目的。
記念日は2023年(令和5年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
レモンサワーのブームがあり、その流れでフルーツだけでなくお茶割りや野菜系のサワーにも注目が広がっており、次にブームになりそうな気配があるのが「トマトサワー」である。「トマトチューハイ」や「トマハイ」の表記も確認できる。
2021年(令和3年)にはアサヒビール株式会社など複数メーカーからトマトを使用した缶チューハイが発売され、居酒屋やレストランでもトマトサワーの取り扱いが増えている。チリペッパーソースを入れるアレンジも一部で人気となっている。
アサヒビールの「アサヒ贅沢搾りプレミアムトマト」は、こだわりの果汁を21%使用した、果実感たっぷりの味わいが楽しめる、贅沢なトマトチューハイ。原料にカゴメのトマト1個分の果汁を使用している。350ml缶で、アルコール分は4%。
空前のブームとなったレモンサワーと同様に、飲食店の工夫次第で個性的なトマトサワーが提案できるのがポイント。実際、ミニトマトを浮かべたり、中華スパイスをふりかけるなど多様なトマトサワーが登場している。
一度飲むと、新しい味覚の発見があるのがトマトサワーの特徴かもしれない。トマトは苦手なのにトマトサワーは飲める不思議、トマトサワーはなぜか罪悪感がない、チリペッパーソース入りのトマトサワーはくせになるなどの意見がある。
関連する記念日として、「サワー(30)」と読む語呂合わせから毎月30日は「サワーの日」、3月8日は「レモンサワーの日」、4月10日は「よいトマトの日」となっている。