埼玉県川越市に本社を置き、化粧品の開発・製造・販売などを手がける「ちふれホールディングス株式会社」が制定。
カーボンフットプリント(Carbon footprint:CF)とは「炭素の足跡」を意味する言葉で、商品の原料調達から廃棄までに排出する二酸化炭素量を示す。同社では自社の化粧品5ブランドの全製品のカーボンフットプリントを算定し公表している。
日付は、同社がカーボンフットプリント自主算定値(2021年度分)を同業他社に先駆けて発表した日の2022年(令和4年)11月1日に由来する。
低炭素社会に向けた取り組みが加速する中、身近な化粧品を通じて持続可能な社会を意識してもらうことが目的。記念日は2022年に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
同社は1947年(昭和22年)9月20日に化粧品を製造・販売する会社として創業した。正義感と誇りをもって、うそのない事業活動を行い、世界中の人々と共に、心ゆたかに生きられる社会・文化の創造をめざす。また、ちふれグループは「一人ひとりのゆたかな生活」を開発する企業グループである。
製品のライフサイクルには、原材料の調達、生産、流通・輸送、使用、廃棄・リサイクルがある。カーボンフットプリントは、これら製品のライフサイクル全体を通して排出される二酸化炭素の量を示したものである。
同社のカーボンフットプリント数値の公表の一例として、「保湿化粧水 とてもしっとりタイプ」が0.99kg-CO2e、「保湿化粧水 とてもしっとりタイプ(詰替用)」が0.90kg-CO2e、「ウォッシャブル コールド クリーム」が2.26kg-CO2e、「ウォッシャブル コールド クリーム(詰替用)」が2.10kg-CO2eとなっている。
同社は、持続可能な社会の実現に向け、2021年(令和3年)には全社的な組織「SDGs推進委員会」を設置し、公開した「SDGsコミットメント」のもと、SDGs促進の普及に努めてきた。
同社のSDGsコミットメントの1つに「事業活動におけるカーボンニュートラルを、2030年までの実現に向け最善を尽くす」という項目を掲げており、太陽光発電システムの導入や、直営店舗での「エシカルマーケット」の導入など、事業活動における二酸化炭素の排出量削減に向け取り組んでいる。
エシカル(ethical)は「倫理的な、道徳的な」という意味で、「人や社会、地球環境に配慮した考え方や行動」を指す言葉である。
関連する記念日として、同社は4月20日を「肌には知る権利がある記念日」、6月25日を「詰め替えの日」に制定している。これらは、ちふれグループが創業時から大切にしている「正直な情報公開」や「省資源への想い」をもとに実現させた取り組みに基づき、制定された記念日である。
リンク:ちふれホールディングス、Wikipedia