YUKIZURIの日(11月1日 記念日)

石川県七尾市で同市出身のパティシエ辻口博啓(つじぐち ひろのぶ)氏がプロデュースし、地元素材を使用した洋菓子の製造・販売などを手がける株式会社レグレットが制定。

「YUKIZURI」は辻口氏が石川県を代表する名物を開発する中で、日本三名園に数えられる金沢市の兼六園が冬を迎える前に木々の保護のために施す「雪吊り」をモチーフに作り上げた焼菓子。

YUKIZURI

地域や季節ごとに様々な風味とサクサクとした食感が楽しめる「YUKIZURI」をさらに多くの人に知ってもらい、味わってもらうのが目的。

日付は兼六園では毎年11月1日に園内の唐崎松を皮切りに12月中旬まで雪吊り作業が行われることからその初日を記念日としたもの。記念日は2023年(令和5年)8月24日に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

「雪吊り」は一般的には「ゆきつり」と読み、方言で「ゆきづり」の発音も聞かれる。北陸地方では雪囲い(ゆきがこい)と呼ばれることが多い。菓子名の「YUKIZURI」は方言的発音の「雪づり」と土産菓子として旅情を誘う「行きずり」との掛詞的ネーミングとして付けられた。

雪吊りは冬季、雪が付着することで、樹木の枝が折れないように縄で枝を保持することを指す。雪吊りには手法として、りんご吊り・みき吊り・しぼりなどの種類がある。

雪吊り

雪吊りの代表的手法であるりんご吊りは、樹木の幹付近に柱を立て、柱の先端から各枝へと放射状に縄を張る。兼六園では500本を超える樹木に約1ヵ月半のべ500人以上が雪吊りの作業にあたる。

菓子の「YUKIZURI」は雪吊りの縄をイメージし、前田家の梅鉢紋から石川県産の梅酒・卵・米粉をふんだんに使い、フランス伝統菓子のサクリスタンをヒントに焼きあげた。縄に積もった雪に見立てたシュガーの中に、ほのかに香る梅の味を楽しめる。

「YUKIZURI」の商品ラインナップとして、石川県産のさつまいも「五郎島金時」と金沢の伝統「金箔」を合わせた「YUKIZURI 金箔」や「YUKIZURI 昆布トリュフ」「YUKIZURI 福井」「YUKIZURI 富山」「YUKIZURI 北陸三都物語」、季節限定商品の「YUKIZURI ルビーロマン」「YUKIZURI ショコラ」「YUKIZURI ゆず」「YUKIZURI ブルーベリー」などがある。

YUKIZURI ルビーロマン

リンクYUKIZURIWikipedia

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー「11月の記念日」「今日は何の日

関連記事