赤べこの日(11月3日 記念日)

福島県河沼郡柳津町(やないづまち)に事務局を置くNPO法人・奥会津まちづくり支援機構が制定。

柳津町は大地震で壊れた圓藏寺(えんぞうじ)再建の際に赤毛の牛の群れが崖の上に資材を運ぶのを助けてくれたという「赤べこ」伝説発祥の町といわれている。

日付は圓藏寺が数字の13を大切にしていることと、町の文化「赤べこ」を敬愛する意味を込めて国民の祝日「文化の日」の11月3日を記念日としたもの。

福島県の郷土玩具として名高く、魔除けにも用いられる「赤べこ」を活用して、町の歴史や文化をさらに多くの人に知ってもらい盛り上げるのが目的。記念日は2024年(令和6年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

赤べこの日

記念日の制定に伴い、各国各地で愛されている「赤べこ」をもっと深く知ることができる体験型のイベントが、2024年11月3日(日・祝)に道の駅「会津柳津」芝生広場で開催された。

赤べこ

赤べこ(あかべこ)は、福島県会津地方の張子の郷土玩具。「べこ」とは東北地方の方言で「牛」という意味である。赤い牛に似せてあり、頭部を触れると振り子のように揺れ動くようになっている。

赤べこは子どもの魔避けとして用いられてきた。体色の赤には魔避けの効果があるとされ、黒い斑点は痘(とう:皮膚にできる水疱や発疹)を表し、病にかかっても重くならないように子どもに赤べこを贈る風習があった。

あかべぇ

赤べこに関連して、2004年(平成16年)頃に登場した会津のマスコットとして「あかべぇ」がいる。あかべぇは赤べこをベースにデザインされた。会津地方の観光案内パンフレットや磐越西線で過去に運行されていた電車(あいづライナー・719系電車)、路線バスにペイントされるなど幅広い採用が見られ、俗に「あかべぇ車」と呼ばれる。

福島県に関連する記念日として、8月21日は「福島県民の日」、7月13日・7月26日・8月8日は「ふくしま桃の日」、7月1日・8月1日・9月1日は「ふくしま夏秋きゅうりの日」となっている。

リンク会津やないづWikipedia

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カテゴリー「11月の記念日」「今日は何の日

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