東京都港区北青山に本社を置き、アーティストのプロデュースやマネジメントなどを行う音楽プロダクションの株式会社ヒップランドミュージックコーポレーションが制定。
日付は11月5日を英語にし「November」の「N」と「Fifth」の「F」と「T」を繋げると「NFT」となることから11月5日としたもの。
英語での表記は「Music NFT Day」となる。ブロックチェーンを使った一点モノのデジタルオーディオデータである音楽NFT。
記念日を通して多くの人に音楽NFTについて知ってもらい、ファンダムエコノミーやクリエイターエコノミーの啓蒙活動と販売を促進することが目的。記念日は2022年(令和4年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
同社は渡辺プロダクション出身で後に音楽専門チャンネルのスペースシャワーTVを創設する音楽プロデューサーの中井猛(なかい たけし)が、1988年(昭和63年)に設立した会社である。
「HIP LAND MUSIC」に所属するアーティストとして、ゴンチチ、サカナクション、KANA-BOON、The fin.、odol、ユアネス、VivaOla、Wez Atlas、アツキタケトモなどがいる。
音楽NFTの「NFT」は「非代替性トークン」を意味する「Non Fungible Token」の略で、ブロックチェーン上で作成されたデジタルデータのことを指す。
音楽NFTのようなブロックチェーン技術を用いたNFTは、作品の所有権や取引履歴をデジタル上で証明できるようになっている。単に音楽ファイルをコピーしてもNFTの所有権は証明できず、NFTとしての資産価値は発生しない。
2014年(平成26年)に誕生したNFTは、2021年(令和3年)にはデジタルアートやブロックチェーンゲームの分野を中心に、世界的なブームとなった。その用途は動画や漫画、デジタルフォト、ドメインなど様々なデジタルデータにまで及び、その中の1つとしてデジタルな音源を用いた音楽NFTがある。