シマリス愛好家でシマリス写真家のBikke the Chipが制定。
日付はシマリスの背中の5本の縞を11/11と見立てて11月11日としたもの。
同氏はWebサイト「シマリス生活」などでシマリスの魅力を広めるとともに、飼い方や一緒に生活する上での心構えなどを発信している。2015年(平成27年)のこの日に自身のインスタグラムとツイッターで「シマリスの日」を提唱して以降、この日に「#シマリスの日」で数多くの写真が投稿されるなど、多くのシマリス愛好家から認知される日となっている。
シマリスの愛らしさや名前の由来でもある「縞」の魅力などを多くの人に知ってもらうことが目的。記念日は2022年(令和4年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
シマリス(縞栗鼠)は、哺乳綱ネズミ目リス科シマリス属に分類されるリスの総称。その中でも特にアジアに分布し、亜種が日本国内にも生息するシベリアシマリスを指してシマリスと呼ぶ。英名は「chipmunk(チップマンク)」である。
体の背側と顔部分に縞があり、頬袋をもつ小型のリスである。シマリス属の大部分が北米大陸に分布し、シベリアシマリスだけが、ユーラシア大陸から東アジアにかけて分布する。日本ではシベリアシマリスの亜種であるエゾシマリスが北海道に生息している。
頭胴長12~19cm、尾長8~11.5cm、体重70~120g。頬の内側の頬袋に木の実などたくさんの食糧を詰めて巣穴に運ぶことができる。昼行性で、単独生活を営む。
樹上性リスと地上性リス(ジリス)の中間のタイプで、樹上と地上の両方で生活する。雑食性で、主に種子・ナッツ・果実・芽を食べる。他にも、草・根などの植物、キノコ・昆虫・節足動物・イモムシ・小型のカエル・鳥の卵なども食べる。
秋になると、冬のための蓄えとして木の実を巣穴に集め始める。シマリスのこの習性は、苗木の定着に不可欠であり、森の生態系に重要な役割を果たしている。
北海道に生息しているエゾシマリスは、鳥獣保護管理法により、1994年(平成6年)から一切の捕獲および飼育が禁止されており、ペットとして飼育されているのは大陸から輸入されたチョウセンシマリスである。