肝炎医療コーディネーターさんありがとうの日（12月3日 記念日）
東京都新宿区下落合に事務局を置き、患者が作る患者のための肝臓病患者会である特定非営利活動法人・東京肝臓友の会が制定。
「肝炎医療コーディネーター」とは、肝炎に関する知識や情報を提供し、患者の身近な相談役として肝炎医療を支援する人のこと。
日付は、2022年（令和4年）12月3日に熊本で開催された第120回日本消化器病学会において、九州の肝炎医療コーディネーターさんによる活動報告の後に肝炎患者が登壇し、初めてコーディネーターさんに謝意を伝えたことを記念して12月3日としたもの。
記念日を通して、肝炎患者のために日々頑張っているコーディネーターさんの労をねぎらい、ありがとうと感謝を伝えるのが目的。記念日は2023年（令和5年）に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
東京肝臓友の会は、慢性肝炎・肝硬変・肝がんなどの肝臓病患者と、肝炎ウイルスを体内に保有しているキャリアが、お互いに助け合い、励まし合いながら病気とつき合うために結成された患者の会である。
広く一般市民を対象として、肝臓病に関する理解を促進するため、肝臓病相談事業、原因究明と予防・治療法確立のための調査研究事業、啓発・支援事業などを行う。そして、一般市民一人ひとりの健康の増進とウイルス肝炎・肝臓病の社会的啓発と対策の進展を図る。
医学・医療が進み、年ごとに肝臓病の治癒率は高くなっている。病気に立ち向かう心を持てるよう、また病気と付き合っていけるよう、正しい知識を身に付けることが大切。自身の病気のことをひとりで悩んでいる人のための会である。
キャリアとは、病原性のあるウイルスに感染しながら、その後発症することなく、持続的に感染している状態にある人のことを指す。このような継続的なウイルスの感染は持続感染と呼ばれる。これに対して、一時的な感染で、ウイルスが免疫機能によって体外に排出される場合は一過性感染と呼ばれる。
