視覚障害者ガイドヘルパーの日(12月3日 記念日)

東京都新宿区西早稲田に事務局を置く社会福祉法人・日本視覚障害者団体連合(日視連)と同行援護事業所等連絡会が制定。

視覚障害者の移動を支援する同行援護制度を広く社会に知らせるとともに、その担い手である視覚障害者ガイドヘルパーの必要性を周知し、新たなガイドヘルパーの養成につなげていくのが目的。視覚障害者の社会参加が促進され、共生社会を実現するという願いが込められている。

視覚障害者ガイドヘルパー

日付は同行援護制度を創設した改正障害者自立支援法が成立した日の2010年(平成22年)12月3日から。記念日は2023年(令和5年)12月3日に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

日本視覚障害者団体連合

日本視覚障害者団体連合(Japan Federation of the Visually Impaired)は、1948年(昭和23年)に日本盲人会連合として結成した全国組織。日本の視覚障害者を主体とする団体により構成され、視覚障害者福祉の向上を目指し、組織的な活動を展開している社会福祉法人である。組織団体数は59団体、会員数延約50,000人、創立記念日は8月18日となっている。

同連合は視覚障害者に対する総合的なサービスを提供するため、全国の視覚障害者団体に対する連絡および助成事業、点字図書館・点字出版所・録音製作所の設置・運営、視覚障害者の生活相談事業、点字情報ネットワーク・福祉用具の販売斡旋事業などを行う。

視覚障害者ガイドヘルパー

視覚障害者が安心・安全に外出するための同行援護は、制度化されて10年以上が経過した。その間、同行援護を利用する視覚障害者は拡大の一途を辿り、現在では視覚障害者の外出を保障する仕組みとして、白杖を利用した単独歩行、盲導犬を利用した歩行とともに最も重要な外出保障の手段となった。

しかし、同行援護はまだまだ社会で広く知られているとは言えない。また、その担い手であるガイドヘルパーの不足が続いており、新たなガイドヘルパーの養成が喫緊の課題となっている。

そうした課題を解決するためには、社会に視覚障害者の外出を支援するガイドヘルパーの必要性を広く周知することが重要である。同行援護の充実・発展によって、人と人とのつながりが広がり、その結果として視覚障害者の社会参加が促進され、共生社会の実現に結びつくことが期待される。

このような状況において、記念日「視覚障害者ガイドヘルパーの日」が制定された。また、記念日の12月3日から12月10日までの一週間を記念週間としている。

記念日および記念週間を通して、同行援護等の視覚障害者の外出を保障する諸制度の理解を促しつつ、制度の更なる発展を目指す。更に、その支援者たるガイドヘルパーの地位向上や人材確保も同時に目指すための活動を行っていく。

この記念日を広めるため、様々なイベントの開催や取り組みがされている。2023年12月3日(日)には記念日の制定記念式典が開催され、記念講演や記念日登録証の授与式などが行われた。この式典の様子はYouTubeでのライブ配信にて中継された。また、記念日に関するチラシの制作も行われている。

「視覚障害者ガイドヘルパーの日」チラシ1 「視覚障害者ガイドヘルパーの日」チラシ2

関連する記念日として、以下のような記念日が制定されている。

リンク日本視覚障害者団体連合Wikipedia

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カテゴリー「12月の記念日」「今日は何の日

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