日本のスープ業界の発展を目指して、1980年(昭和55年)にスープ製造企業などにより結成された日本スープ協会が制定。
日付は温かいスープをより美味しく感じることができる「冬」であり、「いつ(12)もフーフー(22)とスープをいただく」と読む語呂合わせから12月22日とした。
スープに関する話題を提供することで、より多くの人にスープへの関心を持ってもらい消費拡大を図ることが目的。記念日は2020年(令和2年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
スープ(soup)とは、肉や魚介類、野菜などを煮込んだ水分の多い料理である。日本では一般に欧風の汁物料理を指すことが多いが、味噌汁や豚汁、雑煮など日本の汁物や吸物を含める場合もある。
紀元前のエジプトではスープを硬くなったパンと一緒に煮たり、中世のヨーロッパでは硬いパンをスープでふやかしたりして食べていた。現在でも欧米でスープ、あるいはポタージュ(potage)と呼ばれる料理には、元来のふやかしたパンの痕跡であるクルトンやパスタなどの浮き身や、裏ごしした穀類、豆類、ジャガイモなどのデンプン質の素材が入っていることが多い。
「世界三大スープ」としては、フランスの「ブイヤベース」、中国の「ふかひれスープ」、タイの「トムヤムクン」が挙げられることが多いが、ウクライナやロシアの「ボルシチ」、フランスの「コンソメ」が入る場合もある。
その他にも、アメリカの「クラムチャウダー」や「チキンスープ」、イタリアの「ミネストローネ」、トウモロコシを使用した「コーンスープ」、タマネギを使用した「オニオンスープ」などがあり、世界中の各土地の気候や風土に適した様々なスープが作られている。