「黄門」というのは、昔の役人の位であった中納言の異名のこと。
水戸黄門こと徳川光圀(1628~1701年)は中納言だったことから「黄門」と呼ばれていた。「黄門」の由来は中納言が中国・唐の役所「門下省」の次官である黄門侍郎の職務内容に似ていたことによる。そのため、黄門は光圀に限らず、平清盛の子・知盛も「平の黄門」と呼ばれるなど、平安時代にもあった。
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