第14代将軍・徳川家茂(とくがわ いえもち)は幼少期は慶福(よしとみ)と名乗っていたが、13歳の若さで将軍になった際に家茂と改名した。
家茂は羊羹、氷砂糖、金平糖、カステラ、懐中もなか、三色菓子などの甘いものが好きだった。そのため、残存する31本中30本が虫歯にかかっていた。
甘いものを食べると糖分の代謝でビタミンB1を使ってしまう。そして、体全体がビタミンB1不足になって当時の最も恐ろしい病気で難病だった「脚気(かっけ)」になってしまう。家茂は甘いものが好きであったことから脚気を発症し、20歳という若さで亡くなったといわれている。
2017/8/15
カテゴリー「歴史・文化」