畳を見ればその部屋の主の身分が分かる

かつては天皇・皇族・貴族・庶民など身分によって違う畳が使われていた。見るべきポイントは畳の縁(へり)で、畳の縁には色や柄に種類があり、使う人の身分が決められていた。

現在、一般家庭で使われている畳は当時の貴族たちが使う部屋の畳である。身分による畳の縁の使い分けを見られる観光スポットが、紅葉でも有名な京都市右京区嵯峨にある大覚寺。畳の縁は大きく分けて4種類ある。

繧繝縁(うんげんべり)は、天皇・皇后、皇太后などの皇族の部屋に使用。菊の紋様があしらわれた高麗縁(こうらいべり)は、摂政・関白などの高級貴族の部屋に使用。無地の縁は当時の階級で四位以下の貴族の部屋に使用。庶民の部屋には縁無しの畳が使用されていた。

大覚寺の正寝殿では、手前には無地の畳縁、その奥にある部屋の畳には高麗縁、さらにその奥の上皇が使われた「御冠の間」には最上位の繧繝縁の畳が使われている。連なった部屋を畳縁で区分してあり、どんな身分の人が使っていたかを観光しながら知ることができる。

リンク:大覚寺

2017/8/15

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カテゴリー「歴史・文化

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