「ジーパン」の語源・由来

日本ではジーンズのことを「ジーパン」(Gパン)とも呼ぶ。ジーンズでできたパンツだからジーパンだと思いがちだが、ジーパンは「ジーンズパンツ」の略ではない。

ジーンズ(ジーパン)
ジーンズ

ジーパンという言葉が誕生したのは第二次世界大戦の直後のこと。ジーンズにはステッチ(縫い目)があるが、生地と生地を縫い合わせるステッチもあれば、1940年代前半の大戦中に作られたジーンズは物資削減のため、バックポケットのステッチが糸ではなくペンキで描かれたものもあり、それを「大戦モデル」と呼ぶ。

そして、ジーパンという言葉が誕生したのはこの大戦モデルから間もない1950年(昭和25年)頃。終戦後、日本にジーンズが入ってきたきっかけは日本に駐留していたアメリカ軍だと言われている。アメリカ軍兵士のことを正式名称「Government issuees」からその頭文字を取って「GI」と呼んでいた。GIがはいていたパンツだから「GIパンツ」と呼ばれ、その頭文字を取って「Gパン」となった。

日本で生まれたジーパンの名付け親は、上野アメ横に店を構える老舗ジーンズショップ「マルセル」の創設者であるといわれている。お店の看板には「MARUSERU GPAN SINCE 1948」と書かれている。

リンクWikipedia

2017/10/22

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