スーパーで見かけるサラダ用ドレッシングだが、近年、特に人気が高まっているのがノンオイルタイプのドレッシングである。
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ノンオイルドレッシングの年間生産量は発売当初の1986年が575tに比べ、2017年は25,786tと約45倍にもなっている。味のバリエーションも毎年増えており、普通のドレッシングに比べてカロリーも低い事からダイエット中の人にも人気がある。しかし、そんな人達にとって耳の痛い事実があり、ノンオイルドレッシングはダイエットには全く効果がないというものである。
ポイントとなるのはカロリーよりも糖分である。ノンオイルドレッシングは文字通り、油分が使われていない。しかし、油を入れないためにその分コクのない単調な味になってしまう。そこで、味のコクを補うために「ぶとう糖果糖液糖」が使われている。これは主にトウモロコシから作られる調味料で、糖分の一種であるため、これを使うノンオイルドレッシングは普通のドレッシングよりも約3倍も糖分量が含まれている。
そのため、むしろ摂取する糖分が多くなる。カロリーは低いが糖分が多いため、血糖値が上昇する。その結果、脂肪が付き、太りやすくなってしまう。残念ながらノンオイルドレッシングはダイエットには効果がないという事実である。
2018/7/30
カテゴリー「食べ物」