オスプレイの配備でコハダの漁獲量が減る

様々な魚を味わえる江戸前寿司だが、新型輸送機オスプレイの配備で漁獲量激減の恐れのある寿司ネタがある。

懸念されているのはオスプレイの騒音で、その魚は江戸前寿司の定番コハダ(コノシロ)である。

コハダの握り寿司
画像元Wikipedia

海の漁といえば船のエンジンをかけて行うものだが、コハダの漁の場合は船のエンジンを止め、静かに網を投げ入れてるという音に気を使って行われる。そんなデリケートな漁で水揚げされるコハダは音に敏感で、オスプレイの配備で漁獲量が激減する恐れがあるとされている。

築地市場で取り扱っている出荷地の割合は、約40%が佐賀県、約30%が熊本県、約30%がその他となっている。その出荷地1位の佐賀県において、漁場となる有明海と隣接する佐賀空港にオスプレイの配備が計画されている。

もしこの計画が実現すると現在の民間機の離着陸1日当たり約30回に、オスプレイを含む自衛隊機の離着陸1日当たり約60回が加わる事となり、単純計算するとその騒音頻度は約3倍になる。音に敏感なコハダはオスプレイの配備による騒音により海深くに潜ってしまい、漁をしても捕れなくなるのではと懸念されている。

2018/8/7

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー「食べ物

関連記事