生け花や盆栽など日本の伝統的な多くの物には正面が決められている。どこの家庭にもある丸いお盆にも正面がある。
画像元:ニトリネット
丸いお盆はどんな向きで使っても良さそうなものだが、お盆にも正しい向きがある。お盆の場合には木目がお盆の正面を決める。木の年輪が分かる場合には中心がお盆の正面になり、自分で出す場合は正面を手前に向ける。この持ち方だと木目が横になる。上の画像のお盆では年輪の中心は分からないが、その場合は木目を横にして持つのが正しい持ち方となる。
今と違って昔のお盆は割れる事もあったため、木目が縦だと中央でパキッと割れやすい。木目が横だと割れにくく、割れても支えられる持ち方というのが特徴である。マナーや作法において安全性は最重要ポイントとなっている。
2018/8/4
カテゴリー「生活・科学」