イライラした時に落ち着かせるために深呼吸をするというはありがちな事だが、イライラした時に深呼吸をするのは逆効果である。
イライラしていると呼吸が落ち着かない。呼吸が小刻みになり呼吸の回数が増える。イライラした時は二酸化炭素の出し過ぎの状態で、深呼吸をする事でさらに二酸化炭素を出すと体に必要な二酸化炭素が減ってしまう。人の体は血液を中性に保つために、二酸化炭素の量が大切である。二酸化炭素が減り過ぎると血液はアルカリ性に傾き、体内の細胞が正常に働くために必要な電解質のバランスが崩れてしまう。
過呼吸とは、呼吸が浅く早くなり息苦しくなる状態である。イライラした時に深呼吸をする事で、その過呼吸のような状態になってしまう。そこで、イライラした時に息苦しさを感じたら深呼吸ではなく、少し息を止めるか、浅く・ゆっくりとした呼吸をするのが効果的である。
2018/8/12
カテゴリー「生活・科学」