高齢化が進む日本。そんな中、たった5年で利用者を約140倍にも増やし、約1,000人が利用する斬新な介護サービスがある。
話題の介護施設に行ってみると、なんとそこでは麻雀・パチンコ・ポーカーなどで遊ぶご老人の姿があり、介護施設らしからぬ光景である。しかも札束が飛び交っている。
この施設は「デイサービス ラスベガス」という名前の「カジノ」を再現したデイサービスである。一般的なデイサービスでは男性は興味のない工作や塗り絵などのレクリエーションが主流だが、カジノを取り入れる事により男性利用者が急増した。これにより利用者を140倍に増やした。
この施設で使うお金はもちろん現金ではなく、この空間を楽しむためのおもちゃのお金である。しかし、これが介護には欠かせないもの。楽しみながらも自ら点数計算などを考え、記憶するという機能訓練も兼ね備えている。脳機能が活性化するように考えられたデイサービスなのである。
リンク:デイサービス ラスベガス
2018/8/10
カテゴリー「生活・科学」