コロッケ・カントリーマアム・雪見だいふくの関係

コロッケ・カントリーマアム・雪見だいふく、何の関係もない3つの食品だが、コロッケはカントリーマアムと雪見だいふくの弟分に当たる。

歴史的に見てコロッケが一番古いが、コロッケは1980年代まで大量生産ができなかった。しかし、ある機械の登場で一気に国民食へとなった。その機械とは「包餡機」(ほうあんき)である。

包餡機
包餡機
画像元レオン自動機

包餡機とは、皮と餡に分かれている食品を自動で作る事ができる機械である。もとは1963年に大福用に開発された物だったが、月餅や饅頭など他のお菓子にも転用された。1981年には雪見だいふく、1984年にはカントリーマアムの製造にも使われるようになった。そして、1980年代後半から包餡機はコロッケにも使われるようになった。

コロッケがカントリーマアムと雪見だいふくの弟分なのは、包餡機を使ったのが一番遅かったからである。つまり、大福お父さんがいて、雪見だいふく兄さん、カントリーマアム兄さんの次なので、コロッケが弟分に当たる。コロッケはそれまで手作りのため、大量生産は不可能だったが、この包餡機を使う事で生産量が一気に拡大し、日本中の家庭に広まった。

2018/8/12

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カテゴリー「食べ物

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