減塩商品は生活習慣病などの意識の高まりから拡がっている。醤油や味噌、味のり、ちくわなど数多くの減塩商品がある。
画像元:東京ソルト
そんな減塩商品の中に塩分50%カットの「減塩しお」という商品がある。塩なのに減塩とはいったいどういう意味なのか。塩を減塩したらなくなってしまう気もするが、減塩の塩は塩を減らしている分、塩とほぼ同じ味の成分で補っている。
一般的な塩の成分は塩化ナトリウム(NaCl)で、食塩の場合はほぼ100%が塩化ナトリウムである。この塩化ナトリウムの比率を減らしたのが減塩の塩で、減らした分を補っているのが、塩化カリウム(KCl)である。
塩化カリウムは若干の苦味があるものの塩味を感じる。塩化カリウムは塩味がするのに塩分は一切ないため、料理に使っても薄味になる事なく美味しく食べることができる。ただし、塩化カリウムは腎臓の悪い人が取り過ぎると不整脈などになる恐れがあるため、注意が必要である。
2018/8/15
カテゴリー「食べ物」