初夏に旬を迎え、赤い体が特徴の金目鯛は、深海漁の一種で深海に生息している。そんな金目鯛は赤くないと深海で生きていくのが難しい。
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太陽光は真っ白に見えるが、分光器・プリズムを使うとキレイに紫色から赤色に分かれる。これは波長の違いで、赤い光は波長が長く、青い光は波長が短い。波長の長い色は水の分子に吸収される。そのため、ある程度の深さになると海の色は真っ青になる。そこには赤の色が辿り着かない。
金目鯛はある程度の深さに生息していて、その深さには赤い光が届かない。その場所では光は反射できずに金目鯛は真っ黒に見える。金目鯛の赤い色は敵に見つからず、生存に有利に働くのである。
2018/8/9
カテゴリー「生き物」