額に「犬」の字を書いた人とは

これは江戸時代の話で、当時、額に「犬」の字を書いた人がいた。これはどんな人だったのか。

江戸時代の入墨刑
画像元Dangerous Minds

画像の左側の人のように額に「犬」の字を書いた人は、入墨刑を受けた罪人だった。1回目の逮捕の時には横棒が一本入る。2回目の時は2画目の左はらいが。3回目で3画目の右はらいが入り、これでリーチの状態になる。今度何かやったら死罪である。画像には「3犯を重ねると犬にされる」と記載されている。

これは安芸(現:広島)で行われていた刑罰である。画像では筑前(現:福岡)となっている。他にも、江戸(現:東京)では「悪」、肥後(現:熊本)では「又」や「刀の絵」、長門(現:山口)では「○」、肥前(現:佐賀・長崎)では「×」が罰として書かれ、罪人がどこで罪を犯したのか一目で分かるようになっていた。

2018/8/18

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カテゴリー「歴史・文化

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