中国の影響でカツオが不漁となるなど、中国の動向が日本に大きな影響を与えている。そんな中、中国の影響で日本伝統の楽器「三味線」が消滅する恐れがある。
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三味線の棹(さお)の材料は紅木(こうき)で、この紅木はインドでしか採れない。非常に固くて、ずしっと重く、その材質を活かして高級家具にも使われる。そんな紅木を中国が買い占めてしまい、日本では三味線の材料として使えず、将来三味線がなくなってしまうかもしれない。
そもそも三味線はワシントン条約の影響などで、撥(ばち)の材料となる象牙や胴の材料となる犬・猫の皮が手に入りづらくなり、生産量は激減していた。中国による紅木の買い占めは、その状況にさらに追い打ちをかけている。
2018/9/2
カテゴリー「歴史・文化」