ロシア軍が本気で造ったダミー戦闘機

以下の写真はパッと見た感じでは4機の戦闘機が並んでいるように見えるが、実はこれらは風船で造られた戦闘機である。

ダミー戦闘機

この風船戦闘機はロシア軍が造ったダミー兵器。実際にはロシア軍から注文を受けたロシアの風船メーカーRusbal社が製造している。立派な戦闘機にも見えるが、よく見るとはりぼての風船である事が分かる。

ダミー戦闘機
ダミー戦闘機

何のための風船かと言うと、ダミー戦闘機を並べると他国が衛星写真で見た時に本物に見える。実際より軍事力があるように見せる事ができる。ダミー戦闘機と同様に風船で造られたダミー戦車やダミーランチャー、ダミー通信車など様々なダミー兵器がある。

ダミー戦車
ダミーランチャー
ダミー通信車

これらのダミー兵器は大人2人で運べる軽さで、膨らますのに必要な物は小さなコンプレッサーで十分との事で、簡単に移動させ、膨らませる事ができる。

そして、ダミー兵器はレーダーや赤外線センサーもあざむく事ができるほど巧妙に造られている。コストは1機につき100万円程度だが、本物の戦闘機だと1機数十億~数百億円かかる。そのため、かなり軍事費を抑える事ができる。

リンクRusbal社GIGAZINEらばQ

2018/9/19

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カテゴリー「歴史・文化

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