飛行機内でのドリンクサービスには、コーヒーやオレンジジュース、コーラ、炭酸水、緑茶、紅茶、スープ、ビールなど様々な飲み物が用意されている。
その中にキャビンアテンダントが本当は頼んでほしくない飲み物がある。それは「ダイエットコーラ」である。ダイエットコーラを頼まれるとキャビンアテンダントは困ってしまうという。なぜダイエットコーラを頼んでほしくないのか。それは空の上でのダイエットコーラはとても面倒くさいからである。
飛行機の中は地上に比べて高い場所であり、気圧が低い。そのため、液体が気体になろうとする気化する力が強い。また、普通の砂糖が入っているコーラと人工甘味料が入っているダイエットコーラでは泡の立ち方が違う。人工甘味料を使っているダイエットコーラは泡になりやすく、泡が持続する。
これらの理由から飛行機内でダイエットコーラを入れると泡が立ちやすく、その泡がなかなか減らない。そのため、缶のダイエットコーラをコップに入れる時は、少し注いだ後に泡が落ち着くまで待つ必要がある。その間に他のお客様のドリンクを聞いて、泡が落ち着いたらまた注ぐ。これを繰り返す必要があるため、キャビンアテンダントにとってダイエットコーラはとても面倒で、最も頼んでほしくない飲み物である。
2019/1/21
カテゴリー「乗り物」