レントゲンが撮影できるのは千葉県のおかげ

レントゲンが日本中で撮影できるのは千葉県で採れるある資源のおかげである。それはレントゲン撮影の時に使う造影剤と関係がある。

レントゲン

その資源とは太古の海水と言われる「かん水」である。かん水とは地下の地層を流れる古い海水のこと。本来なら海に近い場所ならどこにでもあり、珍しくないものなのだが、千葉県で採れるかん水は特別でヨウ素が2000倍に濃縮されている。

ヨウ素は海水、昆布やワカメなどの海藻にごく微量に含まれている。それが千葉県のかん水では2000倍も含まれている。そのヨウ素はレントゲンの造影剤を作るのに必要となる。造影剤はレントゲン撮影の際に内臓をクリアに映し出すのに不可欠な薬品で、その造影剤が千葉県で大量に採れるヨウ素から作られている。

そのヨウ素は南米のチリと千葉県で世界の90%以上が作られている。ヨウ素の生産量の割合はチリが約65%、千葉県が約30%、アメリカが4%、その他1%となっている。つまり、千葉県が世界中のレントゲン撮影を支えている。

では、なぜ千葉県のかん水にヨウ素が多く含まれているのか。それは日本列島の成り立ちに秘密がある。千葉県は日本の成り立ちから見ると最近まで海に沈んでいた場所である。日本列島ができたのが約1500万年前で、千葉県ができたのが約12万年前。長く海水に浸かっていた分、ヨウ素が大量に蓄積したのである。

リンク:Wikipedia

2019/3/3

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カテゴリー「生活・科学

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