刺身の「一点盛り」と「盛り合わせ」の違い

スーパーで販売されている刺身には一品だけがパックされている「一点盛り」と数種類の刺身が入った「盛り合わせ」がある。

刺身盛り合わせ

スーパーの刺身を買うなら「盛り合わせ」よりも「一点盛り」を買うほうがよいという考え方がある。それは生鮮食品か加工食品かの違いによるものである。

食品表示法によると、刺身の「一点盛り」は「生鮮食品」、「盛り合わせ」は「加工食品」という分類になる。生鮮食品の扱いになるとその魚の産地や養殖か天然かという内容を厳密に表示しなければならない。一方、加工食品の場合はそれらの詳細な内容を表示する必要がない。

極端な話、「盛り合わせ」はどこで獲れた魚なのか、養殖なのか天然なのか、解凍してあるのかしてないのかが分からない。また、それらの魚が混ざっていても加工食品なので問題はない。そのため、スーパーで刺身を買う場合、詳細を表示しなければならない生鮮食品の「一点盛り」のほうが品質がよい可能性が高い。

ちなみに、マグロの赤身とトロの盛り合わせは同じ種類の魚なので生鮮食品に該当する。そのほか、アジのたたきは生鮮食品、魚と肉や野菜を組み合わせた鍋セットは加工食品、蒸しダコや尾部のみを短時間加熱して赤変させたエビも加工食品となる。

リンク消費者庁

2019/3/23

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カテゴリー「食べ物

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