モノの正しい数え方

モノの正しい数え方は意外と難しい。数え方が複数あるものや、状況により数え方変わるものもあるが、以下に一例を挙げてみる。

  • 椅子:脚(きゃく)
  • 花:輪(りん)
  • 犬:頭(とう)
  • 家:軒(けん)
  • お茶:杯(はい)
  • 色:色(しょく)
  • 鳥:羽(わ)
  • キャベツ:玉(たま)
  • 傘:本(ほん)
  • 車:台(だい)
  • 靴:足(そく)
  • 箪笥(たんす):棹(さお)
  • 詩:編(へん)
  • 皿:枚(まい)
  • 魚:匹(ひき)
  • 手紙:通(つう)
  • 食事:食(しょく)
  • コーヒー:杯(はい)
  • 映画:本(ほん)
  • 食パン:斤(きん)
  • 箸:膳(ぜん)
  • グラウンド:面(めん)
  • 豆腐:丁(ちょう)
  • 刀:振り(ふり)
  • モーター:基(き)
  • 新聞:部(ぶ)
  • イカ:杯(はい)
  • 前科:犯(はん)
  • 烏帽子(えぼし):頭(かしら)
  • 電車:両(りょう)
  • うどん:玉(たま)
  • 和歌:首(しゅ)
  • 鬼:匹(ひき)
  • 落ち葉:枚(まい・ひら)
  • 宴:席(せき)
  • 学校:校(こう)
  • 神様:柱(はしら)
  • 鏡:枚(まい)
  • 弁当:人前(にんまえ)
  • 船:隻(せき)
  • 寿司:貫(かん)
  • 包丁:丁/挺(ちょう)
  • ウサギ:羽(わ)
  • 作品:点(てん)
  • 川:筋(すじ)
  • テント:張(はり)
  • 事件:件(けん)
  • カニ:杯(はい)
  • 地蔵:尊(そん)
  • はさみ:丁/挺(ちょう)
  • プール:面(めん)
  • 鯉のぼり:旒(りゅう)
  • 絵馬:体(たい)

いくつか補足しておくと、魚は「匹(ひき)」で数えるのが一般的だが、頭から尾まで魚の形がそろっている場合には「本(ほん)」も使われる。また、ヒラメやカレイなどの平らな魚には「枚(まい)」が使われ、料理の材料としては「尾(び)」が使われる場合もある。

食パンは「斤(きん)」が使われるが、焼き型から出したままの状態の食パンは「本(ほん)」で数える。落ち葉は「枚(まい・ひら)」のほかに「葉(よう・は)」や「片(ひら・へん)」が使われる。お茶は湯のみに入っていれば「杯(はい)」で数え、飲む回数は「服(ふく)」で数える。

鯉のぼりは、個々の鯉は魚の形をしているので「匹(ひき)」で数えるが、全体は「旒(りゅう)」で数える。「旒」は旗・幟(のぼり)を数えるのに用いる単位である。

絵馬は「枚(まい)」で数えることも多いが、正しくは「体(たい)」である。昔、人々は神様に本物の馬を奉納していた。その生きた馬の代わりに作られたのが絵馬であり、神にまつわるものに使われる「体」で数える。また、作品や美術品として数える場合は「点(てん)」を用いる。

2019/4/28

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カテゴリー「歴史・文化

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