日本の黒いピアノが広まった理由

コンサートなどで使われるピアノは「黒色」が主流だが、ピアノが誕生した18世紀のピアノは「木目」のものばかりである。

黒いピアノが世界に広まったのは日本がきっかけだった。日本で作るピアノはある理由で黒色にする必要があった。

ピアノ

日本でピアノが作られるようになったのは1900年代初頭のことである。そのピアノの色は黒。日本はヨーロッパに比べて湿気が多く木目のピアノだと劣化する恐れがあった。そこで、湿気に強い「漆」を使ってピアノを塗装した。そして、黒い漆が塗られたピアノは見た目に高級感があり、演奏者を引き立てると世界中に広まっていった。

日本の代表的なピアノメーカーとして、ヤマハ(ヤマハ株式会社)とカワイ(株式会社河合楽器製作所)があり、現在、世界におけるピアノの生産量はヤマハが1位、カワイが2位である。精度や耐久性に優れた高品質な日本のピアノは、世界で認められ、トップシェアを誇っている。

リンクヤマハカワイWikipedia

2019/5/15

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カテゴリー「歴史・文化

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