「Bluetooth」の名前の由来

「Bluetooth」(ブルートゥース)という名前は直訳すると「青い歯」となる。無線通信規格の名前が「青い歯」とは何とも不思議である。

Bluetoothのロゴ

「Bluetooth」とは、デジタル機器用の近距離無線通信規格の一つである。周波数2.4GHz帯の無線通信を利用して、パソコンでマウスやキーボードを使用する、オーディオ機器に音楽データを送信することなどができる。

その名前は「Bluetooth」の開発に関わったスウェーデンの通信機器メーカー・エリクソン社の技術者が付けたものである。そして、「Bluetooth」の名前は北欧のデンマークとノルウェーを統一した王様「ハーラル王」に由来する。

ハーラル王(ハーラル・ブロタン・ゴームソン)は10世紀のデンマークの王様で、デンマークとノルウェーを無血統一した北欧の英雄である。そんなハーラル王には神経が死んで青黒い灰色をした死歯があり、その見た目から「青歯王」(Bluetooth)というあだ名が付けられていた。そして、ハーラル王の統一のように「乱立する無線通信規格を統一したい」という想いから、ハーラル王の異名「Bluetooth」の名前が付けられた。

また、「Bluetooth」のロゴは、ユネスコ世界文化遺産にも登録されているデンマークの「イェリング墳墓群」の石碑に見られる長枝のルーン文字で、ハーラル・ブロタンの頭文字のH(ᚼ)とB(ᛒ)を組み合わせたものに由来する。

リンクWikipedia

2019/9/5

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カテゴリー「語源・由来

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