「夕張メロン」が有名になったきっかけ

北海道夕張市で生産される「夕張メロン」は、今では高級フルーツとして全国的に有名であり、贈答品としても使われている。

夕張メロン

夕張メロンが誕生したのは、1961年(昭和36年)のことである。品種名は「夕張キングメロン」で、「夕張メロン」という名前は商標名である。その当時のメロンは果肉が「緑色」のものが主流であり、夕張メロンの「オレンジ色」は珍しく、あまり評判は良くなかった。

そんな中、生産者たちは美味しい夕張メロンを何とか普及させたいと考えた。そして、その手段の一つとして、夕張メロンを札幌で開催されていたプロ野球の試合の「ホームラン賞の賞品」として提供した。

すると、読売ジャイアンツの王貞治選手がホームラン賞を獲得した。そして、王選手は「夕張メロンは美味しくて大好きだ」という内容の発言をしたことで、それがマスコミに取り上げられ、夕張メロンの知名度は一気に上がった。

その他にも、航空会社と提携することで、北海道外への産地直送化の推進なども行っていた。そのような努力や王選手のエピソードもあり、「夕張メロン」は全国的に知られるブランドメロンとしての地位を確立していった。

リンク東洋経済JA夕張市Wikipedia

2019/12/10

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カテゴリー「食べ物

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