ラッコは寝る時に海藻を体に巻く

海の上で生活をしている「ラッコ」は、そのまま寝ると流されてしまう可能性がある。では、ラッコはどうやって寝ているのか。

ラッコ

ラッコ(海獺、猟虎)はイタチ科ラッコ属に分類される哺乳類である。ラッコは主に岩場が近くにあり、海藻が繁茂した環境に生息している。陸上に上がることは稀で、寝る時も海の上である。

そんなラッコは、海藻を体に巻き付けて寝ている。寝る時になると海藻がある場所に行き、海藻を手でつかんで、体をぐるりと一回転させて、海藻を体に巻き付ける。

これにより、ラッコは寝ている間に海が荒れて、沖合に流されてしまうことはない。また、ラッコが寝る場所には海藻が密集して生えているため、シャチやサメなどの天敵に見つかりにくいという利点があり、寝ている間に襲われにくい。

水族館などで海藻がない時は、ラッコ同士で手をつないで寝ることもある。水族館ではそんな貴重で可愛いラッコの姿を見ることもできる。

ちなみに、ラッコは餌の貝を石を使って割り食べている。ラッコは手先がとても器用なため、寝る時に海藻をつかむことも難なくできる。

その他、ラッコの脇の部分は皮が余っていて、大きなポケットのようになっている。そこに貝を割るためのお気に入りの石を入れている。また、寒い環境で生活をするラッコは、寒さから身を守るため、体毛密度がとても高く、全身では8~10億本もの体毛が生えている。

リンクWikipedia

2019/12/14

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カテゴリー「生き物

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