「すき家」の外壁がレンガ造りの理由

牛丼チェーン店「すき家」の店舗の壁には本物の「レンガ」が使用されている。なぜレンガ造りなのか。

すき家

すき家は、2020年(令和2年)2月時点で全国に1900店舗以上あるが、例外を除いてほとんど全ての店舗の外壁にレンガが使われている。

「すき家」という店の名前は、皆に「好き」になってもらいたいという意味と、日本料理の「すき焼き」の意味に由来するとされる。本来なら和風でもよさそうな名前だが、店の外観はレンガ造りの洋風である。

実はすき家が創業した地は「横浜」である。1982年(昭和57年)11月に神奈川県横浜市で「すき家」の1号店が開店した。横浜は明治時代に牛肉文化が広まった始まりの場所であり、その横浜のシンボルでもある「横浜赤レンガ倉庫」をイメージして店舗の外壁にレンガが使用されている。

すき家の店の外壁だけでなく、丼ぶりでも「横浜」が発祥であることが分かる。丼ぶりの外側の側面にも赤レンガのイラストが描かれているほか、丼ぶりの中底にはローマ字で「YOKOHAMA」と書かれている。

また、すき家の店の外観で特徴的な三角形をした時計台は、「横浜市開港記念会館の時計台」をイメージしたものである。このように、すき家がレンガ造りなのは横浜で発祥したためである。

リンクすき家Wikipedia

2020/2/9

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カテゴリー「食べ物

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