ブラックタイガーが安くて美味しい理由

スーパーなどでよく見かける「ブラックタイガー」は、和名が「ウシエビ(牛海老)」で、十脚目クルマエビ科に属するエビである。

ブラックタイガー

学名は「Penaeus monodon」、英名は「Black tiger prawn」または「Giant tiger prawn」である。ちなみに、「prawn」はクルマエビなどの中型のエビ、「shrimp」は小エビと呼ばれる小型のエビを意味する。

日本では国産のクルマエビよりも安価に流通し、美味しいブラックタイガーは、プリッとした食感が特徴である。

エビフライや天ぷら、鍋料理、エビのチリソース(エビチリ)、エビピラフなど幅広い料理に利用されている。家庭料理やレストランでも利用されるブラックタイガーは、日本人には欠かせないエビである。

そんなブラックタイガーはそのほとんどが養殖で、東南アジアのタイやインドネシア、ベトナム、インドから輸入している。海や川ではなく池のような特別な場所で養殖されており、海水より塩分が薄い環境を作り、その中で育てるのが特徴である。

その特別な環境ではストレスが少なく、美味しいエビが早く成長する。これにより生後わずか3ヵ月で成長し、大量に出荷することが出来る。

日本産で天然もののブラックタイガーも存在するが、その数は少なく市場に流通することはほとんどない。ブラックタイガーは成長すると30cmを超えるほど大きくなる。天然ものの大きなブラックタイガーは「シータイガー」と呼ばれ、味も良く高級品として扱われている。

ちなみに、「ブラックタイガー」という名前は、熱を通す前の生の状態では、虎(タイガー)のように黒色(ブラック)を基調とした縞模様があることに由来すると言われている。また、熱を通すと一様に薄紅色になるのも特徴である。

リンクWikipediaコトバンク

2020/2/26

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カテゴリー「食べ物

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